2010年01月17日 エレクトロニクス制作講座 vol.17

19:00〜22:00

ドリンク代 ¥500より
食事もできますよ。

・ICを使って音の出るものをつくろう
技術的な細かいことはとりあえず無視、しかし最低限、壊れないものを制作できる知識、技術を身に付けよう。電気回路は意外といい加減なものです。ポイントさえ押さえれば、それなりに動作してくれますし、壊れることもありません。専門書には高性能を満足するために必要な多くの内容が記載されていますが、本講座では最低限の動作と故障しないための必要な情報だけを取り上げます。
電気回路を製作してみたが動作しなくて困っている方、こんなことをしたいのだがどうしたらいいのか分からない方等の個別質問も、分かる範囲でお答えします。

講座対象者
・音楽、美術等の芸術活動で、エレクトロニクス技術を使用中、または使用予定の方
・電圧、電流、抵抗をなんとなく理解している方
・電気回路図を見て何とか配線できる方

特別講師
Mark Sadgrove [マーク・サッドグローブ](手作り楽器等)

ニュージーランドオークランド生まれ。現在東京在住。
オークランド大学にて量子物理学で博士号を取得。手作り楽器でフィードバック音を生成し音楽を作る。過去にRichard Francis、Rosy Parlane等を含む6人のメンバーで構成する「Plains」というバンドでMircrosoundを担当。ソロ音源はニュージーランドの「Pseudoarcana」及び「Celebrate Psi Phenomenon」からリリースされ、また国外のレーベル「Scarcelight」「Black Petal」でも発表された。自らの「a binary datum」というレーベルでは、ラスカットレコード(手動ダイレクトカッティングで作られるアナログ盤)とCDをリリースする。同じく東京在住のオーストラリア人アンソニー・グエラとのデュオ、高円寺「円盤」オーナーの田口史人とフィードバックデュオでも演奏する。

研究ウェブサイト:http://www.ils.uec.ac.jp/~mark
音楽ウェブサイト:http://www.ils.uec.ac.jp/~mark/abinarydatum.html


当日12時の開店時より、店の一部ではんだ付け等作業をすることができます。自宅では作業が進まない人はぜひ、ご利用ください。仲間と示し合わせ、お互いの進行状況を確認したり、動作しない回路をお互いにチェックし合うのもよいかと。

はじめての方も居酒屋気分でご来場ください。
まずは簡単なLED点滅回路の説明からします。部品購入についても、講師または講座参加者の協力を得ることができます。

今まで、回路を制作したことがなく初めて参加される方は、ぜひ、15時に集合してください。本講座最初の回路、LED点滅回路を制作するための部品、工具を秋葉原に買い出しに行きます。15時30分出発、18時頃帰店予定。19時より、制作に入ります。部品購入だけなら、千円ほど。最低限の工具も購入する場合は五千円ほど必要です。受講経験者も参加できます。

講師 鈴木學 manabu suzuki
http://www.geocities.jp/ijnsz/index.html

プロフィール
東京工業大学大学院卒
2000年、エレクトロニクス技術を用いた自作楽器等の設計制作、それを使った即興演奏等の活動を開始。今井和雄トリオ、RGBなどで活動中。アナログ発振器、デジタル音源、マイコン、MIDI、無線機器、映像信号を応用した作品を制作。音楽家らかの受託制作も行う。