ビートルズ話
では、マジカル・ミステリー・ツアーです。もう完全にジョンからポールへ主導権は移ってますね。ジョンはポールのことむかついてたらしい。
映画ですが、バスで市内を観光中に摩訶不思議な世界へ突入していくカラフルな実験映画です。不思議の国のアリスみたい。
見どころは満載です。場面展開がわけわからん。最近見てないんで正確ではないかもしれないですが、普通にバスが市内を走ってるんですが、いつの間にかカーレースになってたり、たしか途中によった所でおしゃべりな軍人?が大口を開けた中にカメラがズームインして、その中でその軍人が牛の模型と闘牛やったりしたような(調べます、すいません)、レストランでスパゲッティーをバケツから盛り続けるジョンがいる後ろで裸にネクタイした男がレタスをかじっていたり、テーブルの上を歩く女の人がいたり。
で、評価はかなり悪かったそうです。ビートルズの悪ふざけだの、調子に乗り過ぎだの、悪趣味だの、言われたい放題。難解な上、モノクロ放送だったので内容が上手く伝わらなかったのも原因。
今は結構評価されてます。スピルバーグが若いころ影響受けたとか。
それに合わせてサントラもでます。イギリスのオリジナルは1曲目から6曲目まででEP2枚組とかで発売されたんですが、CDはそれに当時のシングルの寄せ集めを合わせたアメリカ盤です。
これは好きです。タイトル曲、ポールの傑作フール・オン・ザ・ヒル、インストのフライング、ジョージのブルー・ジェイ・ウェイ、ボードビル調のユア・マザー・シュド・ノウ、自他共に認める最高傑作アイ・アム・ザ・ウォルラス。
これはよく聴きます。ジョンもお気に入りらしい。サージェント〜より一曲一曲がインパクトあり。後半もストロベリー・フィールズ、ペニー・レイン、ハロー・グッドバイ、オール・ユー・ニード・イズ・ラブの有名曲にベイビー・ユア・リッチマンという隠れ名曲も。寄せ集めにもかかわらず結構統一感あります。
シングルカットはハローグッドバイ/アイ・アム・ザ・ウォルラスだったんですが、ジョンは後に"ハロー、ハローとかいってるバカな曲にA面を奪われた"とか言ってます。たしかに今はウォルラスの方が影響力ありますね。