ビートルズ話し15

リヴォルヴァーが発売される1966年はビートルズ来日。日本武道館を使っての初めてのライブがありました。その時に警備員がリヴォルヴァーを持っていたのが命名の由来らしい。
とにかくすごい騒ぎだったようです。会場には客席の通路に警官がびっしりで、立ち上がろうもんなら力づくで座らされたり、武道館でのロックコンサートは日本の伝統を汚すという理由でデモが起きたりと今考えるとばかばかしい。
ビートルズも全く自由を許されず、分刻みのスケジュールでかなりびっくりしたようです。
その後ビートルズはフィリピンでのライブでマルコス大統領主宰のパーティーに出席しなかったことでフィリピン中を敵に回して逃げ帰るという事件も。
また"ビートルズは今やキリストより人気がある。"というジョンの発言が問題になり、アメリカ南部でボイコット運動やKKKに狙われる騒動が起こります。そんなことが立続けに起こり、ロサンゼルスのキャンドルスティックパークでのライブを最後にビートルズはツアーをやめます。
そして本格的にレコーディングアーティストとして活動していきます。リヴォルヴァーはバンドサウンドと実験的レコーディングがうまい具合に混ざりあった節目的アルバムですね。