informationのこと

informationは僕のコンセプトでやっているユニットだが、なかなか人に伝えるのが難しいんですよね。なにせディスコミニュケーション、実はフィクションがコンセプトだから。
具体的になにをやっているかというと、僕が作った意味のない図文をベース、キーボード、ドラムマシン、ボイスで解読する、要するに、一般的?には図形楽譜を演奏してるということになります。
でも違うのです。何が違うのか。それは根本的に音楽をやろうとしていないのです。演奏ではないのです。では何なのか、意味不明の図形のようなものを音を使って翻訳する作業をしているのです。音そのものは手段でしかない。

僕は、何かを表に現すことをするときに使うものはコンセプトを実現する手段でしかないと考えている。それが芸術といわれるものだろうと、音楽だといわれるものだろうと、絵画といわれるものだろうと、映画といわれるものだろうと、演劇といわれるものだろうと、スポーツといわれるものであろうと、どんなものも。
なので、表面的な仮面である手段をとりはらうと、背後にあるコンセプト、思想が剥き出しになるのです。それが虚無、無内容の何かだったら。
でもです、だいたい図形楽譜とか、コンセプトとかいわれると表面にはわけわかんないアバンギャルドな、一般的?に難解なものになりがちです。しかしとても親しみやすかったり、わかりやすいものが現われたら?
informationというユニットはフィクションであり、実際に体験し、認識しているものとは一切関係ありません。