中世音楽

ここ二日間、ノートルダム楽派、マショー、アルススブリティオルあたりのルネッサンス以前の音楽をよく聞いてる。
アルスノヴァ以前の音楽観は聞いて心地よいというものより、神というか宇宙の秩序を音で聞いて認識するというものだったそうです。ここには「これぞ、私の作った芸術作品である!」というようなエゴというか、自分の作品を、名を歴史に残してやろうというような自己意識もなかったんではないのかな。(アルスノヴァ時代のマショーは結構、自己意識の強い人だったようですが、それでも何か神に対する畏怖の念を感じる)

ルネサンスに入ると音楽を感覚的な美として楽しむようになるんで、今の感覚に近いのかな。

そもそも中世の作曲家(とよんでいいのかな)は自分の作品であるという意識ではなかったんではないでしょうか。その時代に生きたわけではないんでわかりませんが。

今現在、自分は、神とか宇宙とかそういうことだけでなくて、なんだかわからないけど、何かを浮かび上がらす媒体という価値観で活動していきたいと思う。

http://flavors.me/noitamrofni