2011年01月20日 ループライン・フォーラム「シリーズ 実験音楽を語る」──実験音楽を周辺領域との関係から多面的に語る試み

開場: 19時、開演: 19時半
 料金: 2,000円+order

第1回: 実験音楽と現代音楽

 ループライン・フォーラムは、2010年10月に千駄ヶ谷ループラインで開催された討論会「朝まで生LOOP」をふまえ、実験音楽について議論し残した点について、あるいはあらためて語りなおしたい点についてテーマを絞りこんだうえ、さらに具体的な議論を重ねるシリーズです。ひとつはパネリストの実践に即した方向から、もうひとつは、実験音楽の性格をあぶり出すため、現代音楽、コンセプチュアル・アート、即興演奏という、周辺ジャンルとの関係性を一般的に検討する方向から、それぞれ実験音楽の正体に迫ります。したがって、ここでいう現代音楽は、現代音楽一般ではなく、ジョン・ケージ以降の実験音楽を直接的な議論の対象とします。三回にわけたのは、あくまでも便宜的なわかりやすさに配慮したもので、いくつもの要素が複雑にかかわる現代の音楽環境は、もはや実験音楽だけに限られないでしょう。フォーラムの最後に、ライヴでの体験がとても重要な実験音楽を知っていただくため、デモンストレーション演奏を用意しました。ものみな歌でおわる。実験音楽は体験で終わるのです。シリーズを入門編ととらえていただき、会場におこしいただければさいわいです。


パネリスト: 杉本 拓、木下和重
デモンストレーション・ライヴ:杉本 拓、木下和重
司会進行: 北里義之(音場舎)