2008年11月29日 杉本拓、角田俊也、吉村光弘『Santa』、大蔵雅彦、吉村光弘『Trio』CD発売記念ライヴ

開場19:00 開演19:30
料金2300円 (+ドリンク代金)

杉本拓、角田俊也、吉村光弘 トリオ
大蔵雅彦、吉村光弘 デュオ


*フランスの新しいレーベル「Presqu'île Records」から2枚同時に発売されるCD『Santa』と『Trio』の発売記念ライヴ。
ライヴ終了後、『三太』編集者、寄稿者、出演者、またお客さんなども交えて、ざっくばらんなトークも予定しております。

santa
吉村光弘: microphone, headphones, book
角田俊也: buzzer and brass sticks
杉本拓 : papers

「santa」とは、杉本氏と角田氏と私の三人が編集者として、年に4回ほど発行しているフリーペーパーです。
「santa」は、毎回3万字から4万字ほどの文字数の文章が、A3サイズの紙の両面に印刷されます。「音と言葉」をめぐる批評紙「santa」は、文字しかありません。
私たちは、東京の大きな本屋で「santaブックフェア」と題して、ブックフェアを1ヶ月間行ないました。それぞれがお気に入りの本を選んで、それに短いコメントを書いて販売しました。
このCDは、そのブックフェアの関連企画で行ったコンサートの記録です。
ちなみに、「santa」とは日本の博打「oichokabu」の用語です。その由来は「サンタ・クロース」とはまったく関係がありません!

吉村光弘 2008年1月 (ライナーノートの日本語版)

*現在、すでに「三太」は休刊になっておりますが、昨年5月に青山ブックセンターで行ったコンサートの記録です。
http://www.presquilerecords.com/catalog/psq-001/


Trio
吉村光弘  microphone, headphones
大蔵雅彦 alto sax

このCDは、大蔵氏と私による「デュオ」演奏の録音です。しかしながら、これらの演奏は、それぞれが全く別の「ソロ」演奏のようでもあります。と同時に、これらの演奏は、大蔵氏と私以外の、第三の偶然的な要素が演奏に深く介入し、何らかの影響を及ぼしているという意味において、「トリオ」の演奏と言えるのかもしれません。
もちろん、当然のことながら、タイトル(曲名)は作品(音)を説明するものではありません。そしてまた、作品もタイトルを説明するものではありません。それらは上下関係にあるわけでもないし、どちらかがどちらかに従属するわけでもありません。それらはあくまで平行関係にあるのです。
私は、意味を「否定」する事も「禁止」する事も「限定」することもしません。私はただたんに、意味を「喚起」したいのです。何の意味を?
それは、「即興演奏とは何か?」ということの意味についてです。

吉村光弘 2008年1月 (ライナーノートの日本語版)

大蔵雅彦さんと吉村光弘のデュオCD「Trio」です。ちなみに曲名は一曲目が「duo」で二曲目が「solo(s)」です。
http://www.presquilerecords.com/catalog/psq-002/