2008年08月10日

(h)ear rings presents 山内桂CD「祝子(houri)」発売記念ライヴ 〜salmosax ensemble〜
開場 19:00 / 開演 19:30
前売り2000円、当日2300円(ドリンク別オーダー)、当日精算
予約:hearrings@gmail.com、または03-5411-1312(loopline)まで。

〜salmosax ensemble〜
山内桂
ソロ & アンサンブル
サックスアシスタント:堀米千恵(アルトサックス)、竹本有華(アルトサックス)


サックス奏者、山内桂の冒険作「祝子」

(h)ear ringsは、日本を代表するサックス奏者でもあり、いまや世界中から注目を集める大分在住の音楽家山内桂の、自身のレーベルから3枚目のオリジナル・アルバムとなる、サックス・アンサンブルによるCD「祝子(houri)」の発売を記念し、ささやかなリリース・パーティーを企画しました。
山内桂は国内外を問わず、即興演奏の最前線で活躍する演奏家です。近年は日本はもとより、ヨーロッパ、アメリカなどでも数多くの演奏を行い、じわじわとその音楽が口コミで広まり、新たなファン層を世界中に拡大しています。
山内桂の「salmo sax(サルモ・サックス)」は、salmo(サケ)が母川に回帰するように、遠い太古の記憶の音に耳を澄ますことで、常に音の原点への回帰を目指しています。今を生きる人々の身体や細胞への融和と浸透によってコミュニケーションする、一見抽象的でどこにもない音は、実はとても具象的で、その音色は静かに波紋を広げ続けています。その音楽を一言で述べるのであれば、そこにはある種の「祈り」にも似たようなところがあるのかもしれません。
本公演では、山内桂の真骨頂である即興演奏を中心としたプログラム(8月7日)と、CD「祝子」の内容に即して、山内のオリジナル曲をサックス・アンサンブル用にアレンジした、サルモ・サックス・ワールドによるプログラム(8月10日)で、それぞれゲストとサックス・アシスタント2名を交えて、2日間に渡ってお送りいたします。
さらなる円熟した深みと新たな地平に立ち向かう、山内桂の音楽に触れることができるこの絶好の機会に、ぜひともご来場いただきたいと思います。

山内桂
salmosax ensemble 『祝子』
KATSURA YAMAUCHI 『houri』
SFA003
\ 2100 (tax incl.)
2008 August on sale
more info : salmo sax(http://salmosax.com/

山内桂

1954 年大分県別府市生まれ。大分市在住。松山の大学でサックスと即興演奏を始め、内外のさまざまなミュージシャンと共演する他、作曲も行う。また並行して、ミルフォード・グレイブス、ハン・ベニンク、デレク・ベイリー、トリスタン・ホンジンガー等の初来日松山公演を主催、あるいは関わる。以後通算23年半を会社員として過ごす傍ら、地方都市で自主的な音楽活動を続け、即興演奏や自己のグループで活動、自身の音楽を磨く。'02年10月以降音楽活動に専念し、'03年ソロCD「SALMO
SAX」(Salmo Fishing
Association)を発表。いちやく注目を集める。'06年、フランスを代表する即興演奏家、ソプラノ/
ソプラニーノ・サックス奏者のミッシェル・ドネダとのデュオCD「La Drache 白雨」(Improvised Music from
Japan)を発表。'07年、2枚目のソロ・アルバムとなるCD「Patiruma (波照間) 〜Salmo Sax 2〜」(Salmo
Fishing Association)を発表。またTomas Korber、Christian WeberとのCD「Signal to
Noise Vol.2」(For 4
Ears)を発表。同シリーズVol.4にも参加。世界中に新たなファン層を獲得。'08年8月、学生の頃から現在までの自作曲を18曲選んだ、新たな出発点ともいえるサックス・アンサンブル(多重録音)による、宮崎の祝子川をテーマに撮った写真のアルバム18頁を挿む、CD「祝子(houri)」を発表。