16日、17日

2日間にわたり即興系イベントでした。「喜びの島」と「指標ゼロ」。

2日間とも若手が多数出演。とても面白く、そして未来に繋がるいいイベントでした。

喜びの島の前半はウッドベース二胡の弦楽器デュオでドローンとキキキキという音が気持いい演奏でした。

それからアンプリファイドピアニカとエレクトロニックトランペットのデュオ。かなりノイジーな演奏。かっこいい。中村さんはコンタクトマイク内蔵のピアニカに小型のスピーカーを擦り付けてノイズを出す。それに川村さんがエフェクトされたトランペットでホワイトノイズをパンさせたり、アコースティックで吹いたり。

そして後半は青木くんのソロ。毎回楽しませてくれます。メロディアスなギター演奏をテレコに録音しながら演奏。そしてその録音された音を流しながらさらに別のテレコに録音しながら演奏。その2つをまた流しながらそれに合わせて演奏。ナイスアイデア。その後は弓で弦を擦ってノイズを出す。ディレイにインプットして蓋のついたアンプをパカパカさせてワウ効果を出す。

そして大谷安弘さんのラップトップソロ。コンタクトマイクが拾った音を加工する。その後大谷さんの演奏中に他の出演者が自由に入ってセッション。いろんな音が出たり入ったりで飽きない。凄くいい場面が何度もあって面白かったー。

指標ゼロ、曽田くんは以前からこれからの若手を集めてやりたいということを言っていて、それが実現したイベントでした。

最初は河野円さん。ピックアップでテープレコーダーの電磁波を拾う演奏。ハウリングの問題で結構微音でした。面白かったです。

徳永将豪くんのサックスソロ。小さい音から大きい音、短い音から長い音まで落ち着いて1音1音丁寧に音を出す。

前半の最後は吉村光弘さん。今回ヘッドホンが故障するアクシデントで大変でしたが、そのままホワイトノイズとマイクのフィードバックで個人的にはとてもよかったと思いました。

後半は矢代論史さんから。ウーハーの入った箱?が台車に乗っていて、音をだすとそれが走り出すというパフォーマンス。これは楽しい。子供も喜びそう。

林達夫くんのラジオ演奏はガー、ガシガシとスピード感のある男らしいノイズ。演奏時間も短かめ。かっこいい。

最後は曽田陽くん。やっぱりいい。ブツブツ、キュルキュル、フイーンと様々なバリエーションを披露。

みなさん、面白い人たちがドンドン出てきてますよ。みなさんぜひ彼らの演奏を聴きにいってあげて下さい。