ビートルズ話し

ホワイトアルバムD面いきますか。
1曲目リヴォリューション1。この曲、仰向けになって録音したらしい。そしてジョンが政治的になりだしました。outの後にinと言ってる部分はどんな思想もいい方向にも悪い方向にも行くおそれがあり、それは分からないということ。このバージョンがオリジナルでシングルのヘイ・ジュードのB面のアップテンポバージョンはポールとジョージにスローじゃ弱いからと言われてやったそうです。どっちもいい。プロモもかっこいい。アップテンポバージョンのピアノはニッキー・ホプキンスです。
2曲目は古いジャズ風のハニー・パイ。SP盤の音も再現。ワイルド・ハニー・パイとの関連はあるのか?
次はジョージのファンキーなサヴォイ・トラッフル。エリック・クラプトンの歯痛をバカにした歌。歌詞にあまいお菓子がいっぱい出てきますね(歌詞と菓子が洒落になってた)。ギターソロも歯の痛みをうまく表現してますね。オブラディ・オブラダも出てきます。なんで?
クライ・ベイビー・クライはマザーグースとかの童謡を意識した曲。不気味です。最後にポールの曲がくっ付いてます。
そしてリヴォリューション9。完全にミュージックコンレートです。9とはジョンの生まれた日でラッキーナンバー。ソロでも#9ドリームとかありますね。ジョージもテープを選ぶのを手伝ったそうです。9番の棚から持ってきたのでナンバーナインっていう声が入ってる。ジョンは"将来、楽器なんか練習しなくても音楽が作れるようになるだろう"とテクノやヒップホップの登場を予言してます。40年代50年代の現代音楽ですでにやってますね。でもポップ/ロックの分野でこれを発表したのはすごい。
最後はジョン作曲のリンゴが歌う子守唄グッド・ナイト。これが前の曲とうまいこと繋がるんだわ。ストリングスをバックにリンゴがいい感じでつぶやくように歌ってるのがいいです。この曲はリンゴじゃないと。ホワイトアルバムはほとんどの音楽ジャンルが詰まってて音楽見本市ですね。