ビートルズ話し

再開しまーす。サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドです。
レコーディングだけで半年かけた大作ですね。当時ではかなり長いというかレコーディングなんかそんな時間かけなかったんじゃないかな。この間世間ではビートルズは終わっただの、才能が枯渇しただの、解散説が流れるなどの噂がたってました。それでこのアルバムが発売です。ビートルズの勝ちですね。ポール曰く痛快だったそうです。今だにロックをアートに変えたとか、ビートルズの最高傑作とか言われていますね。
内容は架空のバンドのショウ仕立てのコンセプトアルバムで、先駆的アルバムです。のちのロックオペラとかプログレですね(安易ですが)。もちろんサウンドエフェクトやテープ操作はバンバンしてますし、オーケストラやインドのミュージシャンの起用、曲もバラエティーあるし、犬にしか聴こえない音も入ってる意欲作ではありますが、個人的には楽曲そのものがね、印象弱いのかな。最高傑作と言われてますが、ビートルズファンの間では結構賛否両論あります。
実際にメンバー間で思い入れの差が。やはりポールは今だに絶賛してますね。ジョンは過大評価しすぎと言ってます。ジョージは退屈なレコーディングだったと。気持はインドにいっていたそうです。リンゴはレコーディング最中にチェスを覚えてしまったと言っております。
やはりポールのアルバムみたいな感じはありますね。アイデアもポールだしポールの曲多いし。でもア・デイ・イン・ザ・ライフは最高ですよね。ジョンとポールの曲がうまく混ざっていて。オーケストラのクレッシェンドでもりあがる不協和音とかすごいし、最後の意味不明な声もぶっ飛んでる。
ジャケットもかなり有名。ポップアートのピーター・ブレイクがデザイン。有名人がいっぱい並んでますが、最初はキリストとかヒトラーも入れる予定だったらしい。このジャケからポール死亡説っていう最高のゴシップも生まれてかなり話題に。

すごいアルバムですが、僕は他のアルバムに比べると好きではないです。みなさんはこのアルバムどう評価します?